【検証】保育園が見つからないから「子連れ出社」したらこうなった / 待機児童問題の現実はこうなってるって話



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「待機児童」という言葉が世に知られて久しい。おそらく年頃のお子さんがいない方は「あー、保育園が足りないヤツね。大変だね」くらいの感想しかお持ちでないだろう。かくいう私(P.K.サンジュン)も、半年前まではそうだった。だが今では……スーパー切実な問題である

というのも、5カ月になる娘を保育園に預けようとしたところ……ない、マジでない。認可・認証・認可外、いずれの保育園も定員オーバーで、預けようにも保育園が見つからないのだ。こ、これが待機児童問題か……! 預けられないならば残る選択肢はただ一つ、子連れ出社しかあるまい……。

・0歳児が預けにくい理由

まずはここ数カ月の経験を元に、待機児童問題をわかりやすく説明しよう。先述の通り娘は生後5カ月。一般的には「保育園は早いんじゃ?」と言われる年齢かもしれない。実際、0歳児を預かってくれる保育園は多くなく、それだけでハードルはグッと上がる。

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「1歳になったら預ければ?」という意見もあることだろう。しかし、社会復帰を望むママさんたちは「1歳から預けたい」と希望するケースが圧倒的に多い。子供が生まれて1年の節目、さらには以前と同様に職場で活躍するなら「ブランクは1年くらいが限界」と考える人が多いのも頷けるハズだ。

そのため、1歳の時点で確実に保育園を確保しておくため「0歳から保育園に入れよう」と考える人が多いのである。乳児の域を出ない子供を預けるのは親として苦悩があるだろうが、それでも社会復帰の確率を上げるならば、致し方ない選択肢といえるだろう。

もともと我が家は妻が早期復帰を目指していたので予定通りの「0歳児保育園探し」であったが、上述した理由もあり なかなか保育園が見つからなかった。

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・「認可・認証・認可外」保育園の違い

ちなみに、「認可・認証・認可外」それぞれの保育園の違いについても説明しておきたい。ざっくり言うと「認可」は国が認めた保育園、「認証」は都道府県が認めた保育園、「認可外」はその両方に認められていない保育園のことを指す。




私の住む区では「認可」「認証」どちらかの保育園に通う場合、月3万円の手当が出る。どの保育園も1カ月にかかる費用はおおよそ5~6万円だから、半分は補助してもらえる計算だ。しかし当然ながら「認可」「認証」も倍率が非常に高く、なかなか保育園は見つからない。

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金銭的にはきつくなるが、認可外に入れるしかないか……と思いきや、それも甘かった。一切の補助金が出ない認可外保育園ですら定員オーバーなのが現実だ。事実「出来れば近所、最悪でも通勤途中に預けられるエリアで……」と思い何十件の保育園を探したが、該当する保育園は1つも見つからなかった。

・認可外ですら見つからない

現在、我が家では通勤とは逆方向の駅、つまり下り電車で15分ほどかかる駅にある認可外保育園に子供を預けている。6万円+月1万5000円ほどの定期代、さらには送り迎え合わせ毎日1時間以上のタイムロスを受け入れて、何とか保育園を見つけたのだ。以上がここ数カ月で経験した待機児童問題である。

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前置きがかなり長くなってしまったが、ここまで金銭も時間も大きくロスして、子供を預ける意味はあるのだろうか? それなら、可愛い娘と出来る限り一緒にいた方がいいのでは……? そこで思い付いたのが「子連れ出社」だ。

お金もかからず、しかも毎日娘と一緒に過ごせるなんてメリットしかないではないか……! というわけで次ページ(http://wp.me/p25BsW-3BUP)にて、1日子連れ出社してみた感想をご報告したい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24






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