【意外】「麺や庄の」のチョコブラック2017を食べてみた！甘いと思いきや全然甘くないッ!! むしろ辛い

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「麺屋武蔵」は毎年、バレンタインの時期にチョコレートをテーマにした創作メニューの提供を行っている。実は、「麺や庄の」もこの時期にバレンタインメニューを出しているのだ。

毎年この2つのグループのチョコメニューに注目が集まるのだが、武蔵についてはすでにお伝えした通り。では、庄のは？　ということで、さっそく食べに行ってみたところ……。なんじゃこりゃ!?　チョコが入っているのに辛い！　コショウ辛いぞ。完全に想像を裏切られたッ!!

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・1日限定20食

私（佐藤）が訪ねたのは、東京・新宿御苑にある「麺や庄のゴツボ」だ。名前の通り、5坪ほどの小さなお店で、カウンター席のみ。2017年2月1日～14日までの期間限定で「チョコブラック2017」の提供を行っている。

ちなみにこのメニューはゴツボのほかに、麺や庄の（市ヶ谷）・MENSHO TOKYO（春日）・麺や庄のラゾーナ川崎店で提供しており、1日限定20食とのこと。

・チョコブラック誕生に込められた「熱いストーリー」があった

券売機のメニューを見ると、今年のチョコブラックに関して、次のように紹介されている。

「チョコレート、燻しチャーシュー、叩き胡椒、煮詰醤油、九条ねぎ　個性あふれる食材たちが丼の中で喧嘩し、最後は親友になるという熱いストーリーをご堪能ください！」（店頭のPOPより引用）

何それ、ドラマチック！　昭和の青春漫画みたいじゃないの!!　ひょっとして以下のような感じ？　勝手にストーリーを考えてみたぞッ！

・「麺や庄の」に捧げる、『俺たち青春！　チョコブラック2017物語』（※勝手に想像した熱いストーリーです）

強い風が吹き抜ける河原で、2人は対峙したままジッと動かなかった。庄の学園3年生、実力では番長クラスと目される「叩き胡椒」だ。硬派な彼は力だけで周りを認めさせてきた男だ。一方の「チョコレート」は最近転校してきたばかり。甘いマスクで女子生徒から絶大な支持を得ている。一見軟弱ともとれる浮ついた態度が、叩き胡椒には許せなかった。

叩き胡椒　「来いよ、庄の学園のルールってヤツを教えてやる」
チョコレート　「暑苦しい。やめてくれよ。これっていわゆるタイマンでしょ？　なんでケンカしなきゃいけないんだよ」

2人のにらみ合いを傍らで見ている「燻しチャーシュー（女子）」と「九条ねぎ」。

燻しチャーシュー　「ねえ、九条くん。2人を止めて！」
九条ねぎ　「2人の気の済むようにやらせればいいんじゃないの？」

九条ねぎは普段からどちらにつくでもなく、うまく立ち回っていた。どちらかといえば、面倒事に巻き込まれるのを嫌う性質。放っておけばいいとは思いながらも、この勝負の結末が気になって仕方がなかった。と、そこへ……。「おお、ケンカか？　元気がいいな！」とあらわれたのは……。

燻しチャーシュー　「煮詰醤油先生！　2人を止めてください！」
煮詰醤油　「若さっちゅうのは、時に結論を急ぐものだ！　ガッハッハ!!　2人ともガンバレよ～！」
燻しチャーシュー　「先生、ふざけないでください！」

叩き胡椒とチョコレート、2人のにらみ合いは小一時間続いただろうか。1羽のカラスが2人の上空をかすめたのを機に、ついに始まった。2人は激しくつかみ合い、もみ合い、拳を交わす。力で押し切ろうとする叩き胡椒に対して、チョコレートは軽やかな体術でその力をいなして行く。胡椒が動であるなら、チョコは静。性質の違う2人は混ざり合うことがない。だからこそ、お互いに屈することなくそれぞれの力を出し切っているのである。

そしてとうとう決着がつかないまま、2人は持てる力のすべてを出し切ってその場に倒れた。2人にかけ寄ろうとした燻しチャーシューを、九条ねぎが止める。

九条ねぎ　「待て、よく見ろよ」

仰向けに倒れた叩き胡椒は、チョコレートの方を向き、かすれた声でこう言った。

叩き胡椒　「結構やるじゃん。もっと腰抜けなヤツだと思ってたよ」
チョコレート　「お前もな」

そして2人は、河原に寝そべったまま、高笑いを浮かべるのであった。2人の身を案じていた燻しチャーシューの目には涙が。

九条ねぎ　「ったく。あいつ等、しょうがねえな……」
煮詰醤油　「若さっちゅうのは、素晴らしいなあ！　ガッハッハ」

こうして、庄の学園に平和が訪れたのである……（完）。