【ウソだろ】北九州でラブホテルにしか見えないパン屋を発見 / なぜか店内ではギターも販売中



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看板のないラーメン屋が、実は知る人ぞ知る超人気店だったというのはよく聞く話である。店主のこだわりが強く「初めての人」が入りづらいお店は、通好みの名店である確率が高いのだ。

そして今回ご紹介するパン屋は、看板がないどころの騒ぎじゃない。さらにその上を行くレベルで圧倒的に人を寄せ付けないのだ。というのもこちらのパン屋、どの角度からどう見てもラブホテルなのである……おいパン屋、入りづらければ何でもいいと思うなよ。

・北九州市へ

福岡県北九州市の小倉駅から鹿児島駅までを結んでいるJR九州の日豊本線、読み方は「にっぽうほんせん」だ。生まれて初めて乗った日豊本線で目指したのは下曽根駅。駅から15分ほど歩けば、ラブホテルのような白壁の建物が見えてくる。パン屋だ。
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中にはズラッとガレージが並び、それぞれ奥には客室へつながっていると思われるドアがある。看板には一応「momoのパン屋さん」と書いてあるが、疑い始めると店名までラブホっぽく聞こえてしまう……それでも本当にパン屋なのだ。まあ「見たまんまラブホでした!」だったら記事には出来ない。
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・momoのパン屋さん

衝撃的な外観に比べると店内はいたってシンプル、よくある普通のパン屋さんといった感じ。パンの優しい香りが入店前に感じた緊張を徐々にほぐしてくれる……と思っていたのだが、壁に飾られている男性器を模したオブジェが気になって仕方ない。男性器じゃない可能性もあるが、流れ的には男性器で決まりだろう。
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聞けば、1970年代に先代がホテルを開業。店主がそのままホテル業を引き継ぎ、バブル期には絶好調だったそうだが4年前に自主廃業したとのこと。パンを焼くのが趣味だったので、ガレージの一角でパン屋を始めたという……映画化しそうな話だ。
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もしかしたら、男性器のオブジェは店主がパン屋への転向を決意した夜に、ラブホテル時代を忘れてはいけないと焼き上げた魂の作品なのかもしれない。だとしたら、もう一つ気になっていた1800円のギターにも店主の思いが込められたストーリーがあるのかも……とにかく謎が多い店だ。
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・オススメは「コーヒーケーキ」

それはさておき、よく売れていると評判のパン生地で出来ている「コーヒーケーキ(140円)」を食べてみると、パン生地なのでロールケーキのようなふわふわ美味しい感じではなく、しっとりとしたウマさを感じた。優しそうな見た目の店主が丁寧に焼いていると思うと心が和む。
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なお、店主はパン教室も定期的に開催しているようで、現在では約60名もの生徒を抱えているという。色々と気になった人も多いはずだが、間違いなくパン屋さんなので機会があればぜひ気軽に足を運んでいただきたい。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 momoのパン屋さん
住所 福岡県北九州市小倉南区葛原東4丁目8-27
時間 9:00~19:00
休日 月曜日、第4日曜日

Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24






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