【刑務所の文化祭】「第41回府中刑務所文化祭」で “臭いメシ” を食べてきた



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東京の西側、府中市にある府中刑務所。日本最大の刑務所であり、あの3億円事件が起きた現場のすぐ側であることでも知られるこの場所で、本日2016年11月3日、文化祭が行われた。

刑務所の文化祭なんて地味……と思う人がいるかもしれないが、そうではない。実はこの府中刑務所文化祭は一般向けに開放されており、知る人ぞ知る超・超・人気のイベント。41回目となる今回も多くの人で賑わい……というか人多すぎーーーーーーー! この密度は刑務所の内部以上かも!?

・人気の2トップ

なかでも特に人が多かったのが、受刑者が普段食ベている食事を再現したという『プリズン弁当』、それから刑務所の中で作られている『刑務所特製パン』のコーナーだ。

イベントの目玉とも言えるこちらは、毎年尋常じゃないほど長い行列が出来る上、速攻で売り切れる──と言われているのだが、私は並びに並んで人気の『プリズン弁当』と『刑務所特製パン』を2つともゲットしてきたのでレポートしよう。

・“臭いメシ” の味は?

まずはプリズン弁当から。昨年の文化祭では、複数の種類が出ていたようなのだが、今年は「麦飯弁当」の1種類のみ。価格は800円だ。中身を見ると、麦飯、牛肉の炒めもの、から揚げがメイン。うん、見た目は悪くない。というか、牛肉とから揚げの2トップとは豪華な布陣だ。

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実際に食べてみると、麦飯は給食の麦ご飯のようであり、から揚げはややピリ辛風、牛肉の炒めものは吉野家の牛皿をやや甘めにしたような味、といえば分かりやすいだろうか。

“臭いメシ” とも言われる刑務所飯だが、全くもって臭くない。いや、全然いける。アリですよ、アリ! 

・中身詰まってます系の『刑務所特製パン』

次に『刑務所特製パン』。こちらはわずか100円のために1時間以上並ぶというワケの分からないことをして購入したが、食べた瞬間、その人気の高さに納得した。オーソドックスといえばオーソドックス。しかし、手作り感漂う味わいで、どこか懐かしいのだ。

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なお、『刑務所特製パン』は1袋にコッペパンとレーズンパンの2種類が入っており、どちらもコンビニなどで売っている同種のパンより、ドッシリとして重量感がある。ふんわり系というより、中身詰まってます系のパンだ。とにかく、これが100円とは恐ろしくコスパがいい。

・家族連れでも楽しめる

と、高人気の『プリズン弁当』と『刑務所特製パン』について紹介したが、もちろん府中刑務所文化祭はそれだけではない。模擬店があれば、受刑者が制作した展示物のコーナあり、消防車や白バイに乗車できる ちびっ子の体験コーナーありで、全体的に家族連れでも十分に楽しめる内容であった。

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それから、『プリズンアドベンチャーツアー』も忘れてはいけないな。内部は全て撮影禁止であるものの、刑務所の中に入れる貴重なイベントだ。今年は昨年に比べて人が少なかったそうだが、人気のコーナーであることは変わりない。

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──このように、刑務所の文化祭とはいえ怖いイベントでもなければ地味なイベントでもないので、興味がある人は来年是非とも参加してみてくれ。ただし! 人気のものをゲットするつもりなら、行列に並ぶことは覚悟しておいた方がいいぞ。

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.


Source: ロケットニュース24






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