【検証】「冷感インナー + 空調服」を着てエアコンなしで1時間仕事しようとしたら、意外な盲点に気付いてしまった……



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猛烈な暑さが続いている。できるだけエアコンを使い、こまめな水分補給を行って、十分な暑さ対策に努めて欲しい。さて、以前の記事で、空調服の快適さに気付いてしまった私(佐藤)は、さらに快適に過ごすために、あるものを購入した。それは冷感インナーである。

特殊素材の効果で、着るだけでひんやりと感じられるそうなのだが、これを着て空調服を使用すれば、エアコンなしでもOKなんじゃないの? と思い、実践したところ……それが浅はかな知恵であることを思い知らされた。なぜなら、意外な盲点が……。

・2300円の冷感インナー

私は早速、作業服の専門店に行き、2種類のインナーを購入した。1つは980円の手頃な価格のもの。もうひとつは2300円の上等な1着だ。

・2300円の方は機能性高し!

2着を着比べてみたところ、2300円の商品(EVENRIVER ICE COMPRESSION)の着心地の良さに驚いてしまった。これらの商品は冷感を謳いながら、「サラリ」とはしているものの、「ヒヤリ」とはしていないものがほとんど。それでも十分満足なのだが、このEVENRIVERは着た瞬間にヒヤッ! としている。

しかも「適圧サポート」機能で、身体にしっかりとフィットしているのに、圧迫感がない。首まわり・腕まわりに窮屈さがなく、動きやすい。さすが値段の張る肌着だけある。機能性は高いと言えるだろう。

この上から空調服を着てみると……

スーってして気持ちイイーーーッ! 空調服のファンがついている腰のあたりは特に気持ちいい。冷感インナー + 空調服は快適だ。




・検証開始

ということで、早速エアコンをオフにした部屋で1時間デスクワークをすることに。これがあればエアコンいらないっしょ! だが……

そこまで快適ではない。というのも……

・利点を生かせない環境

身体は汗をかいていない。空調服の風が服のなかを循環しているおかげで、汗ばむ感じはない。しかしそれが問題だった。冷感インナーは、吸水性・速乾性に優れており、汗をかけばすぐに乾く。その乾きの早さを利用して、気化熱によって身体を涼しく感じさせているのである。汗が乾く瞬間に空調服の風を浴びれば、間違いなく涼しくなるはずだ。

屋外であれば、汗をかくに違いない暑さなのだが、窓を閉めた室内は緩いサウナ状態なので、汗をかくほどではなかった。つまりこの場所は、この冷感インナー + 空調服の利点を生かせない環境になっていたのだ

結局、次第に頭がボーっとなり身の危険を感じたので、45分で検証を終了した。

・結論!

冒頭でお伝えした通り、暑さ対策は万全に行って欲しい。エアコンのある環境なら、遠慮なくエアコンを使うべきだ。私のように、検証とか実験とか言ってエアコンを使わないのは愚の骨頂である。どんなに機能性が高い衣類でも、私のように使い方を間違うと危険な目に遭うかもしれないので要注意だ。

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24


Source: ロケットニュース24






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