学校で「ネコ柄のランチバッグ」をバカにされた少年 → 心を痛めた親族のおじさんが取った行動にネット民から賛同集まる



※本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。



以前ネット上で、「男の子が赤いランドセルを背負うのはおかしい」「イジメられるかもしれないから、男の子が赤いランドセルを買いたいと言ってもヤメさせる」などの意見を読んだことがある。

人と違うことをすると、イジメられたりバカにされることも多い。とある少年も「ネコ柄のランチバッグ」を学校に持っていったところ、クラスメイトから “女らしい” とバカにされ、意気消沈してしまったそうだ。

それを知った親族のオジさんは、少年に対して「もうネコのバッグなんか持たない方がいい」とアドバイス……をしなかった。好きにやるといいと、少年を元気づけるためにある行動に出たのだ。

・お気に入りのランチボックスをバカにされた少年

2018年4月、学校に持って行ったランチボックスが原因でイトコの子供(従甥)が嫌な目にあったと、アメリカ在住デヴィッド・ペンドラゴンさんが Facebook に投稿した。

「私の従甥にあたる10歳のライカーは、ネコが大好きで、新しいネコ柄のランチボックスを喜んで学校に持って行きました。しかしクラスメイトの少年たちが、そのランチボックスの色や柄をからかってきたそうです。ライカーは昼食を食べるのもヤメてしまおうと思ったほど、傷ついてしまいました」

ライカー君が持っていたランチボックスは、紫やピンク色の宇宙空間にネコの頭がフワフワと漂っているデザインで、これをクラスメイトたちは “女みたいだ” とバカにしたというのだ。

・デヴィッドさん「好きと表現することを恥じないで」

そこでデヴィッドさんは自分がライカー君の味方であると示し、「誰だって好きなものを好きになればいいし、好きと表現することを恐れないでほしいと」と伝えるために、ある行動に出た。

デヴィッドさんはライカー君と同じネコ柄のランチボックスを購入し、職場に持って行ったのである。彼が勤めるのは保守的な大会社。多くの人からランチボックスについて質問され、その度に彼が事情を説明して行ったところ、みんながライカー君の味方になってくれたという。

デヴィッドさんはこう続けている……

「男の生き方は、たった一つだけではありません。男性も色々と華やかで、豊かに表現出来るんです。感情を爆発させたり、バカになったり、陽気になれるもんなんです」




「私は新しいランチボックスが気に入っています。ライカーも他の少年たちも、情熱や本当の自分を表現することを恥じないでほしい」

このデヴィッドさんのメッセージは、投稿から2カ月経った今でも多くのネット民の関心を集め続けている。「いいね!」などの反応が14万件以上集まり、「素晴らしい行動だ」「自分自身でいるのが大切だよね」といった賛同コメントも9000件以上寄せられている。ネコ柄のランチボックスを持つ人びとの写真もいくつも投稿された。

・ネコのランチボックスがネット上で大人気に

本件を取り上げたメディア『PEOPLE』に対し、デヴィッドさんは「ここまで大きな話題になるとは思わなかった」と話しながら、以下のような気持ちを明かしている。

「男らしさとは、多面的で複雑なものです。私たちは長い間、男は感情を見せず、あからさまに表現せず、男の子は泣いてはいけないことが “男らしさ” だと考えてきました。でもそれは違うのです。私はそのことをライカーに伝えたかったんです」

そんなデヴィッドさんの姿勢を見たライカー君は、「意地悪な言葉はもう忘れちゃいました。またあのランチボックスを学校に持って行こうかな」と話しているようだ。デヴィッドさんの投稿があってから、このランチボックスはネット上でも大人気に。Amazon.com 上でも何度も売り切れになったと伝えられている。

参照元:FacebookPEOPLEABC News 8Amazon.com(英語)
執筆:小千谷サチ


Source: ロケットニュース24






コメントを残す