10000mAhで1700円台! 中国の偽ダイソーこと『メイソウ』の大容量モバイルバッテリーがメチャ優秀 / 認めたくないかもしれない、だが認めざるをえない



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5~6年前、友人がこんなことを言っていた。「女の子にモテたかったらね、大容量モバイルバッテリーを持つべき。“電池なくなったぁ~” ってときに貸してあげれば好感度爆上がりでしょ?」

当時は「お、おう」と流してしまったが、確かにそんな時代が来ている。はっきり言ってモバブは必需品だ。

というわけで、ロケットニュースでは先日からモバイルバッテリーを紹介しているが、さらなる良コスパ、それもある意味 “有名店” のものを発見したので紹介したい。それは中国の偽ダイソーこと『メイソウ』。いま、パクリ店のものなんか……って思ったでしょ? これがかなり優秀なヤツだったのだ!

・『メイソウ』の大容量モバイルバッテリー

2014年頃、中国に彗星のごとく現れた『メイソウ(名創優品 / miniso)』。

生活雑貨を扱うお店なのだが、ダイソーのようであり無印良品の雰囲気をかもし、さらにユニクロ風味。何かと「日本のデザイン」「日本で人気」とゴリ押しているのに、日本ではそうメジャーでもないという罠。……と、パクリパクリと言われながらも、マジで世界規模のお店へと成長中だ。我々の知らない “日本ブランド” として。

さて、そんな『メイソウ』はガジェット関係にも力を入れており、モバイルバッテリーもそのひとつ。お土産でもらったのだが、何でも10000mAhの大容量のものを99.9元(約1720円)で売られていたのだとか。あれ、良コスパなモバブIKEAの『SOLBANA』より安くね?

・期待しないで使ってみたところ

でも安いと却って心配になるもの。しかも『メイソウ』だし。と、期待しないで使ってみたところ……あら、あらあらあら、いいじゃないのコレ! 普通に使えるぞ!

モバブをフル充電した状態で使用した際、iPhone6sを3回フル充電+40%くらいまで充電することができた。一般的に10000mAhはスマホを3~4回充電できると言われているので、まったく問題ない。

さらにUSB出力ポートが2つというのも嬉しい。2台いっぺんに充電できちゃうね。

さらにさらに! 残量が一発でわかるデジタル表示に、懐中電灯つき!! ……地味に便利! ひとつ難点を挙げるとしたらボディが傷つきやすいのが玉にキズだが、そんなことは気にしない。モバブはビジュアルじゃない、中身だ。


以前の記事で紹介したIKEAの10000mAhモバイルバッテリー『SOLBANA』と重さや大きさ、価格などを “ざっくり比較” すると以下のようになる。




IKEA『SOLBANA』<vs> メイソウ『LB-E103』

1999円(税込)<定価> 99.9元(約1720円)

10000mAh <容量> 10000mAh

DC5V 2.0A <入力> DC5V 2.0A

DC5V 2.0A <出力> DC5V 2.1A(最大

約11cm<長さ> 約14.5cm

約7cm <幅> 約7cm

約2cm <厚み> 約1.5cm

1口 <USBポート> 2口

1口 <マイクロUSBポート> 1口

約200g <重量> 236g

──てな感じだ。スペックだけならほぼ同等。小さいIKEAの方が持ち運びに便利だが、価格、USBポートが2口ついていること、残量のデジタル表示に懐中電灯にもなることを考慮すると、メイソウのだって負けてはいない。むしろ好(ハオ)。

・ただ1点気になることが

ただ、気になるのがデジタル表示や懐中電灯に、電気を食われてないかということ。餅は餅屋、詳しい人に聞いてみようということで、元電機メーカー勤務の亀山クリスタルさんに聞いてみたところ……

利用する電力としてはスマホに充電することを考えると微々たるものだが、それすらも嫌だという人がもいる。現にモバブの有名メーカー『Anker(アンカー)』と『cheero(チーロ)』にはそのようなインターフェースは見たことないですね。残量はLEDでピコピコしているだけですし。

ただ、省エネ傾向一辺倒とは言えなくて、最近ではモバブ機能つきのモバイルルーターなども見かけますし、今後は面白機能がついたモバイルバッテリーも出るかもしれないですね」

なるほど、なるほど。そんなに気にしなくてもいいのか! じゃあ便利さの方とーった!

・メイソウだからって侮れない

『メイソウ』は「偽ダイソー」「パクリ無印良品」「ユニクロもどき」と言われて久しいが、商品のクオリティは日に日に上がっている。さらにブランドパワーも強い。世界展開はもちろん、中国のデパートでグッチやティファニーなどと肩を並べて出店しているくらいなのだ。

うむむ、メイソウ、なかなかやりおる! 認めたくない人もいるかもしれないが、認めざるをえない事実だ。今回もモバブもそう。中国ならではの “残念なお宝” が少なくなるのはちょっと寂しいが、メイソウだからって侮れないのだ。

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.


Source: ロケットニュース24






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