ダイエットの失敗とオーケストラと心理学の謎!?



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何度も失敗する

企業の不祥事。きちんとした対処をして、二度と起こさない企業もあれば、何度も同じような失敗を繰り返す企業もあります。一人の人間も同じ。。。芸能人にいますよね?わいせつ行為、暴力事件、薬物・・・。普通に芸能人をやっていれば、人よりも沢山のお金を稼いで、
いい暮らしができるのに、と思うんですけどね。

何人もの芸能人が、何度も同じ失敗を繰り返し、表舞台から姿を消していきました。「なんで、やるんだろうね」「バカは死ななきゃ治らないって、本当だね」と、思っているあなたと私。だけど、やっぱりあなたも私も同じ人間です。同じ失敗を繰り返した今のあなた。。。

あなたは、何かに挑戦したことはありますか?そして、挑戦して奇跡のような出来事を成し遂げたことはありますか?え?ない?それは無いです。人間なら、挑戦して成し遂げたことが絶対にあります。

あなたは最初、小さな存在。一人?一匹?の精子。何十億もの精子と競争して卵子と受精。これが一つめのあなたの挑戦。この競争に負けていたら、あなたは今いない。挑戦して大成功。見事に1つの目を成し遂げています。

それからあなたは、細胞分裂を繰り返し目、鼻、口ができて、四肢が完成する。あなたはお母さんの子宮の中で、すくすく育ってきた。羊水に守られて、へその尾から栄養と酸素を与えられて生きていた。しかし生まれる瞬間!肺で息を吸わなければならなくなる。この時、肺で呼吸ができなければ、今のあなたはいない。この時が、2つめのあなたの挑戦。

ここまでの2つ挑戦は、あなたの命をかけた挑戦です。それからのあなたが存在し続けるのか?それとも、そこでいなくなるのか?その2つ。あなたは、それを見事に成し遂げたのです。

あなたの挑戦はつづく

それからも、今のあなたになるための挑戦はつづきます。ミルクを飲んでいたあなたに、歯が生えてきた。今まで与えられていた、液体ではなく、固形物を食べなければならない。3つめの挑戦。これもあなたは成し遂げる。

それから、膨大な情報量の日本語を聞きわけ話せるようになるあなた。さらに、読み書けるようになる。4つ目も大成功。

ね。こうやって考えていくと、あなたは今まで、挑戦と成功を繰り返して信じられないような偉業を成し遂げてきたと言ってもいいぐらい。今のあなたの存在は奇跡。あなた以外の人もみな奇跡的成功者。挑戦しそれを成し遂げてきた人たちなのです。

 

だけど

なのに・・・なぜか、失敗を繰り返す。しかも、同じ失敗を繰り返してしまう。これほどの事ができるのに、犬でも躾ければできるような
超簡単なことができない。我慢ができない。こんだけの事をやってきたのだから、簡単だろうって思うのですが・・・。

ダイエットもね。簡単でしょう?何十億ものライバルよりも先に受精する。水生動物から陸上生物へと一瞬で変化し、肺呼吸へと変わる。膨大な日本語を習得する。こんな事に比べたら、ダイエットなんてマクドナルドでコーヒーのお代わりをもらうより簡単。と、思うのだが・・・できないですよね。なぜ、できないのでしょうか?

 

突然ですが

「ねえねえ、今度、オーケストラを組むから参加してくれない?」と、大切な人から言われて、「あいよ!」と、答えられるのは、のだめちゃんぐらいでしょう。「えー!オーケストラなんてとても無理」それが正しいリアクション。

でも、誘った方の期待値は下がらない。「なんで?フルート吹けるんでしょ?」「うん・・・。でも、吹けるって言ってもね。中学時代に吹奏楽部にいただげだから・・・」「なんだ、吹けるじゃん」「ええー!オーケストラでしょ?中学校の部活レベルじゃダメじゃないの」

「まあまあ、とにかくオーディションだけでも受けてよ」と、いうことでオーディションを受けたのですが・・・「ごめん。ちょっとうちじゃ無理みたい。音色がちょっと違うんだよね」こらこら、だから言ったじゃないですか!「私じゃあ無理なんだって」と、あなたの心の声。

「でもさ。もうちょっとなんだよね。半年も練習すれば、うちのオーケストラで吹けるよ。きっと。丁度半年後に演奏会があるから、それを目指して練習会に参加してみる?」と、言う返事をもらったら、あなたならどうする?やるか?

「どうするも、こうするも、やりたいかどうかじゃない?」そのとおり!あなたが、「このオーケストラで、絶対に吹いちゃるばってん!」みたいなやる気があれば、練習会に参加して半年後の演奏会を目指すでしょう。

だけど、そんな気持があなたには無く「えー。半年ガンバってもねー。どうせ無理だよ」なんて考えたら・・・演奏会で吹ける?それは、ブラック魔王が、レースで優勝するぐらい確立が低いお話となってしまいます。

でも、あなたの本心は、夢のオーケストラ。「ああ・・・。オーケストラ!あの一員となって、フルートを吹けたらどんなに幸せだろうか・・・」そこで、あなたの心の奥底で誰かが叫ぶ。「どうせ、無理無理。やっても無駄。私がオーケストラになんて、参加できる訳ないじゃん」

さて、このお話。ここまできたら、あなたは薄々気が付いていらっしゃるはず。そう。「どうせ、無理無理。やっても無駄」これは、あなたが、ダイエットを始める時の気持なんです。

 

ぷりぷり

「ええー。そんな事はない。絶対にがんばるつもりでダイエットをはじめているもん」あなたはぷりぷり。それ!そこが今回の重大なポイントです。あなたの心の表面では、こう叫ぶ。「絶対にダイエットする。絶対に痩せる」

だけど、あなたの心の奥底では・・・「どうせ、無理無理。やっても無駄」「だからぁー。絶対に頑張るって思ってます!」では、半年後に同じ言葉を聞かせてください。半年あれば、間違いなくダイエットに成功しているはずですから。そうしたら、私もうれしいです。

でも、どうでしょうか?今までも、何度もそう思ったのではないでしょうか?「さーて、来週のサザエさんは?」このセリフと同じように、「さーて、今度こそダイエット頑張る!」そう、毎週のように同じセリフを続けてきたのでは?

 

願えば叶うの?

「願えれば叶う」これ、半分ホント。そして、半分ウソ・・・とは言わないけど、無理アリ。私も「理想のボディを想像してください」と、ダイエットの指導をしています。

しかし・・・。いるんですよー。「理想のボディになる!」と言葉では言っているけど、心の奥底では「どうせ、無理無理。やっても無駄」そう思っている人が・・・。

やっかいなことに、これに自分では気がつかない。「理想のボディになる」「痩せる」「ダイエットにがんばる!」そう、言葉にすればするほど心の奥底では、「私にはできない!」「私にはできないの!」「できない!って言ってんだろ!」そう叫んでいる。心の表面と心の奥。ここにギャップがあると・・・これって、もの凄いストレスになるんです。

 

ここ大事

「平気、平気。俺は仕事好きだからさ」そう言っていた私に知人は、ワーカホリックのように働き、うつ病になっちゃいました。心の表面と心の奥底。このギャップを続けていると、人間にとってもの凄いストレスになるのです。

ですから、「今度こそ、ダイエット頑張る!」なんて言っている人が、どんどんダイエットに失敗してしまいます。だって、自分の心の奥底と違うことをやろうとしていますからね。




「そんな事いったら、何をしていいか判らないじゃない」そうあなたは、思っていらっしゃるかも知れません。もしもあなたが、ダイエットやっては失敗、やっては失敗。それを繰り返しているのなら、こう考えていませんか?

「ああ、また食べちゃった。だから私はダイエットできないんだ」「また太った。全然ダメだ。私って本当にダメだな」自分の事を「ダメだ。ダメだ。ダメなヤツだ」そう、思い続けてきたのではないでしょうか?

「私ってダメ」そう思い続けて、何年たったのか知れませんが・・・自分で自分をダメだと思っている人が、ダイエットに成功できるでしょうか?ここからが、とても重要です。注意して読んでくださいね。

つまり、今のあなたは、自分で自分に、「私は、ダイエットができない人です」そう、レッテルを貼っているのです。あなたの心の表面では、そのことに気が付いていません。だけど、あなたは心の奥底で、「私は、ダイエットができない人です」そう、思っているのです。

こんな状態で、いくらあなたが、「今度こそ、ダイエット頑張る」と思っても、「どうせ、無理無理。やっても無駄」と、心の奥底であなたは叫んでいるのです。しかも、その叫んでいる声は、あなたの耳には聞こえません。聞こえないけど、あなたの心はもの凄いストレスを感じています。

 

オーケストラチャレンジ!

「半年か・・・。じゃあやってみようかな」「そうそう。やってみなよ。全くの素人じゃないんだしさ。吹けるんだから、もったいないよ。中学校の吹奏楽部では、何回も演奏会をやったんでしょ?」「うん。定期演奏会もあったしコンテストにも、何度も出たね・・・。

ああ、そういえば、あの頃は沢山練習したなー。放課後、暗くなるまで学校で練習して、家でも練習した。あの頃にも出来たんだから、今回もきっとできる」こんな具合に、心の奥底から「私はできる」と思えれば、成功します。

ダイエットも、心の奥底から「できる」と思えれば良いのですが・・・。どうしても、その気持を邪魔する気持がいるのです。さて、どうしたら良いのでしょうか?

 

オーケストラ練習への参加

「ああ、この曲か・・・」オーケストラ参加を決めた、フルート奏者。練習課題として与えられた曲は、苦い思い出の曲でした。彼女が中学2年生のころ。この曲を定期演奏会で演奏することになったのですが・・・彼女も好きな曲だった。しかし、なぜか、この曲は上手く吹けない。

「どうして?リズムに乗れないな・・・」自分でも良く判らない。結局、定期演奏会では彼女の後輩がフルートを担当する事になりました。レギュラー落ちの苦い思い出の曲。「私じゃ、やっぱりダメなのかな?」

 

天才

日本人の天才ギタリストといえば、チャーさんでしょうか?確か彼は、16歳でレコーディングに参加しています。確かに彼は天才でしょう。きっと。しかし、彼とて最初からギターを弾けた訳ではありません。練習に練習を重ね、「天才」と呼ばれるまでにテクニックを
磨きました。

だけど、どうでしょうか?もしも、チャーさんが、ギターを始めた当初、いきなり超難しいバン・ヘイレンとかの曲を練習したとしたら?さっと!弾けるようになると思いますか?さすがのチャーさんでも、無理ですよね。

その時、チャーさんが・・・「俺ってダメだよね。ギターなんて弾けるようになるわけがないよ」そんな弱気をはいたとしたら、あなたなら、どう声をかけて励ましますか?

「まだギターを始めたばかりで、そんなに難しい曲が弾けないよ。もっと、簡単な曲から練習してみたら?」なんでもそうです。カップヌードルしか作ったことが無い人に、フランス料理のフルコースは作れません。足し算引き算が出来ない子どもに、微分積分を教えても、算数嫌いになるだけです。

そう。もしも、こんな時に痛い目にあうと人間はその事に対して強烈な拒否反応を示す。あなたも覚えがありませんか?子どものころ、どうしも上手くできないことがあって、それを誰かにバカにされた経験が・・・。

私は中学生の頃にギターの練習していました。家族からは大不評。それだけならまだしも、父親から「お前はダメだな。俺はもっと上手かった」と、バカにされました。

人を育てる時に、絶対にやってはいけないこと。

  1. 他の人と比較することと
  2. 「お前はダメだ」の一言

もしも、あなたにお子様がいらっしゃるのなら、毎日こう言えばレベルの低い人間ができ上がる可能性大です。

  • 「お前はダメだね」
  • 「お前はバカだね」
  • 「お前よりも、○○ちゃんほうが上だね」

このように、自分の存在を否定するような事を言われると、心は強烈に拒否反応をします。「お前のギターの演奏のこの部分が、まだダメだな」これならオーケー。

ギターの腕前を否定しているのですから。しかし、「お前はダメだ」と言われると、自分の存在を否定したことになります。「ボクシングなんてつまらないよ」これなら、ボクシングをやっている人は、あまり腹は立たないでしょう。個人の価値感ですからね。

しかし、「ボクシングをやっている奴なんて、つまらない奴ばかりだよ」こう言われたら、誰かが鼻血を出すことになるかも。

 

怖いのが

怖いのが、無意識のうちにこれをやっていることです。しかも、自分自身に対してです。マジ怖いお話。「私が、この曲を吹けないのは、私が悪いんだ。私にはできないんだ」そう思ったら・・・終りです。出来るものも出来なくなる。

なぜなら、自分で自分を否定してしまっているからです。ダイエットも、このパターンにはまっている方がいます。「ダイエットに失敗するのは、私が悪いんだ」「私は痩せないんだ」いえいえ、そうじゃありません。

最初から、バン・ヘイレンの曲に挑戦しているだけです。ダイエットで失敗し続ける人は最初にダイエットで失敗したときを思い出してください。自分のことをどう思いましたか?「私ってダメ」そう思いませんでしたか?

そして、その時、自分がどんな感じだったか思い出してください。ダイエットに対する知識はどうだったでしょうか?ダイエットに対する知識があまり無かったのに、いきなり、10キロとか20キロとか、ドカンと痩せようと考えませんでしたか?

そして失敗して、「私はダメなんだ」そう、自分で自分を否定しませんでしたか?それからダイエットを失敗するたびに、「私はやっぱりダメ」と自分を否定し続けてきませんでしたか?さらに、あなたの周りにいる人も「ほ~ら、やっぱりダイエットに失敗した。だからお前はダメなんだ」と、言いませんでしたか?

言わなくても、そんな雰囲気を感じていませんでしたか?あなたの自分で自分を否定してしまう。その気持。それをまず、なんとかしないとダイエットはなかなか成功しないのです。

現在、日本で行われている成功者になるためのセミナーや自己啓発などでは、「将来の夢や目標を達成した自分」「理想の自分」などをイメージしろと言われます。しかし、自分で自分を否定する気持がクセになっている人。そんな人に効くと思いますか?

だって、心の表面で「俺はできるんだ!」と思っていても、心の奥底で「え?理想だって?無理無理できっこないよ」そう思っているから。それに気が付かないから。

 

ああ・・・

ごめんなさい。まだ、言い足りないことがあって、まだまだ話が長くなってしまいそうなので、今日はこの辺で。

Source: GOEMON雑学王






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