PCを使えないスマホ世代、ディスプレーを押しながら「電源が入りません」



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スマホの機能が向上し、1台あればPCがなくても事足りるようになってきた。特にスマホ世代はPCを使わないがゆえの弊害も出ているという。

若者のスマホ利用の伸びは顕著だ。総務省の2017(平成29)年版「情報通信白書」の中に10代、20代の情報行動の解説がある。まず「2012年と2016年とを比較すると、10代はパソコンの利用時間が32分から15分へと顕著に減少している。20代も2016年には自宅でのパソコンの利用は減少している」と説明。反対にモバイル機器を使った10代のネット利用は、12年の75分から16年には108分に増加した。

さらに16年のスマホによるネット利用時間を見ると、10代は平日で185分、休日になると316分に達する。特に休日はSNSに2時間以上、動画投稿サイトの視聴やオンラインゲーム・ソーシャルゲームにそれぞれ1時間程度を費やしている。




しかし就職すれば、文書やプレゼン資料の作成、メールの送受信といったビジネスの基本的な作業は、今のところPCの使用が前提だ。これが、日常生活でPCを必要としない10代にとって悩みの種となる。

東京都内の大学で、PCの基本スキルを学生に教える教員にJ-CASTニュースが取材した。1年生対象の授業で、受講生70人の年齢は18歳がほとんど。デスクトップPCを使って「ワード」「エクセル」「パワーポイント」といったソフトの基本操作を教える。

初めの授業で、教員はひとりの学生にこう声をかけられた。

「電源が入りません」

見ると、PC本体ではなく机の上のデイスプレーを必死に押していたという。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180203-00000001-jct-sci

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Source: IT速報






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